会社を退職するにあたっての留意事項

退職する時は、会社から受け取れるお金と会社に返すお金を正しく把握して、いくら手元に入ってくるか(または会社に返すお金がいいくらになるか)把握することが必要です。

1. 会社などから受け取ることができるお金
1)退職金
 会社には退職金規程がありますから、規程で自分の退職金がどのくらいになるか計算しましょう。自己都合退職の場合、100%支給されない場合もありますので、十分な確認が必要です。また、厚生年金基金などがある会社は脱退一時金としての退職金についても確認しておきましょう。
2)社員持株会
 社員持株会に加入している場合は、退職時にどう処理されるのか確認しておきましょう。
持株全額清算か、単元株は株券で交付されるのか、またいずれの方法もとることができるのかなどの退会時における処理の方法です。また、持株がいくらあって時価がいくらなのかも確認しておきましょう。
3)脱退一時金
 組合、社員の会などがある会社では、脱退一時金が支給される場合もありますので、確認しておきましょう。
4)その他
 その他会社の福利厚生制度でお金が返ってくるものがないか(教育制度など)十分確認しておきましょう。

2.会社に支払うお金
1)社員貸付金
 住宅購入などで社員貸付制度で会社に借金をしている場合は、退職金で返すことになりますが、不足額は支払しなければなりません。残高がいくらか確認しておくことです。
2)ストックオプション
 会社からストックオプションの権利を与えられていて、行使していない場合、行使するかどうか検討する必要があります。退職すると権利がなくなることが一般的ですので、退職する前に行使する必要があります。行使するために必要なお金はどのくらいか確認することが必要です。

退職時することは会社と縁が切れるわけですから、金の切れ目ともなります。会社との貸し借りをきちんと清算することが必要になりますので、事前に受け取れるお金と支払うお金を把握し、それぞれの処理をどうするか事前に十分検討しておきましょう。

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送